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2005.04.01 (Fri)

捨て子だったワタシ

「アンタは捨て子なんだよ」


物心つかないうちから ずっとそう言われて育ってきた私



1才で両親が離婚
母親は父親の暴力や浮気に耐えかねて、他の男性と家を飛び出し、
父親は一人では私を養育できないと、自分の両親に私を預けた
そして3歳で祖父が他界し、私はそれ以来 ずっと祖母と暮らしてきた


祖母は、私が後で事実を知ってショックを受けないようにと
小さい頃から「あんたは捨て子だよ」と私に話していたらしいが
「捨て子」という言葉の持つ響きは、子供だった私にとってはとても辛いものだった


今になってみるとなんてことのないことだけれど、
私は小学生の頃、学校の授業で恐竜の勉強をしたときに
「ステゴザウルス」という恐竜の名前に過敏に反応していた。
先生が、友達がその名前を口にするたびに
誰かが「mariちゃんとおんなじだ」って言うんじゃないかと怯えていた
びくびくしながら
「私は捨て子じゃない、預けられてるだけなんだ」と自分に言い聞かせていた


それでもテレビで 離婚して子供を取り合っている夫婦のドラマやワイドショーを見るたびに
自分はどうして、両親のどちらとも一緒に暮らせないのか
捨て猫や捨て犬のように 私は親に捨てられたのだろうかと考えていた



頼れる人は祖母ひとりだった
祖母は、祖父が亡くなってからというもの、仕事をしながら必死で私を育ててくれたし
誰よりも私を愛してくれた
夫を亡くして、子供もみんなひとり立ちしてしまった祖母にとっては、私は生きがいだったのだ
私も祖母のことが大好きだった
叱られて、「お父さんやお母さんのところに行きなさい」と言われる時と
親子愛のテレビを見たとき、必ず泣きながら「mariは本当のお母さんに会いたいの?」と聞くとき以外は。


だって、私を捨てた両親のところに行けと言われるのは「死ね」と言われているようなものだし
本当のお母さんなんて、1歳で別れたきりで顔も知らないのに、会いたいと思えるわけもなかったから。


父とは一年に数回会っていた
私を預けてからの父は、水商売を転々とし、失敗しては借金を祖母に押し付け 行方不明になったかと思えば
「mari、新しいお母さんだよ」と若い女性を連れてきたりしていた
恋愛には事欠かなかったようだけれど、結局はうまくいかない
自由奔放にわがままに生きていた人だけれど
私は父ことを嫌いにはなれなかった
一年に何度かしか会わない父は、とても優しくて何でも知っていて、都会の匂いがした



中学生の時 父が結婚すると言い出し、私は内心うれしかった
私にも、普通の家族ができるんだと。
でも父が
「おふくろからmariを取り上げるのはかわいそうだから mariは今までどおりおふくろと暮らさせようとおもう」
と言った時 誰にも気付かれないところに隠れてひとりで泣いた
父は、妻や子供という存在を手に入れることが出来ても、私は母親も兄弟も、得ることは出来ないのだと感じた。
私はまた、捨てられるのだと・・・




それからの私は、親には何も期待しなくなった
結婚の話は結局 まとまらなかったようだが、もうそんなことはどうでもよかった
ただ、私は絶対に両親のような生き方だけはしないと心に決めた
絶対、あんな風にはならない
手に入れることの出来なかった「家族」を、いつかきっと自分でつくるんだ
そう思って生きてきた


今、私は「家族」を手に入れた
夫は優しくて、子供たちはかわいい
それでも時々不安になる
この幸せが いつか私の手の平からこぼれていってしまうんじゃないか・・・
母親の愛情を知らない私が 子供たちを愛していけるのか・・・


もう二度と、誰からも捨てられたくない
誰かを捨てるようなことも したくない
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